*注意(今回の記事の冒頭は個人的な気持ちが爆発し、少しだけ長くなっています。わたしとしてはなかなか良いこと書いたつもりでいますが、「さっさとおすすめの本紹介しろ」という方は4スクロールくらいしてください)
世界史の授業が大嫌いで、高校の世界史の授業で起きてたことがありません。もちろんノートをとったこともありません。
どうも、学年最下位ノスクちゃんです。
そうなんです、わたしは何を隠そう、泣く子も黙る世界史大嫌いマンでした。
- だって、世界史の授業って写経の時間じゃないですか(決めつけよくないぞ)
- 世界史のテストって暗記ゲーで面白くないじゃないですか(決めつけよくない)
- 出てくる名前もカタカナでよくわからないじゃないですか(あほ)
- あと、世界史の先生が嫌いだった。赤点の人に追加課題出すから(お前が悪い)
ですが、大学生になって、たくさんの本に触れるようになって、「あれ?世界史って、悪い奴じゃなかったんだ」と思うようになりました。
きっかけは小説以外の本を読むようになった大学1年の後半、わたしは本を選ぶにあたって、「経済、宗教、お金、哲学、心理学は面白そうだ」と漠然と思い、歴史などは目に入っていませんでした。「知識として必要なのは使えるもの。過去のものなんて意味ないじゃん」と思っていました。
ですが、宗教、お金、哲学、どの本を読んでも”歴史的な背景がある“ということに気づき始めます。
お金を例に出すと、
- 農業革命がなかったら物々交換などなかった、物々交換が生まれたからこそ”お金”という概念が生まれた。
- 大航海時代で、お金を持って航海するのは危険という理由から銀行が発展していった。
など、”この出来事があったから生まれ育った”とか、逆に”これが生まれたからこの出来事が起きた”とか。そういうストーリーとしての歴史は、写経をして、何代将軍は誰だと暗記した世界史と比べモノにならない面白さがありました。
わたしが嫌いだったのは世界史じゃなくて、世界史を学ぶ環境にあったのだと気づいた瞬間でした。
というわけで個人的な話が長くなりましたが、わたしみたいに、つまらない授業のおかげで世界史が好きではないという人も多いのではないでしょうか。そういう人にこそ、世界史って面白いんだ、役に立つんだということを知ってほしいのです。
で、世界史を学ぶにあたってのコツがあります。
それは、物語のように見ることです。
世界史全体を見るのではなくて、ある場所だけに注目してみたり、ある事柄だけに注目してみたり、そこだけの物語を見ることがコツです。最もオススメなのは、先ほどのお金の話のようにあるものだけの歴史を追うのがいいと思います。身近なものであればあるほど、頭に入ってきやすいですよね。
その中で、2~3個のジャンルの歴史を学ぶと、点と点がつながる背景というのが出てきます。
例えば、絵画などの美術が発展した年代と、紙が安くなり誰でも手に入るようになった年代はほぼ重なります。紙が手に入りやすくなったことから、芸術家たちは多くの作品を残すことができるようになったからです。”美術”と”紙”がつながりました。
このように複数のジャンルでつながりがあると、世界史が深まります。この瞬間が何とも言えないくらい気持ちいいんです。
というわけで、とりあえず身近なものの歴史を学ぶところから世界史は始まります
そんな身近なものの歴史を学べる本を紹介します。
サピエンス全史
とても話題になったやつ。簡単に言えば人間の歴史です(そのまんま)
さすが話題になっただけある!ってくらい濃くて面白い内容ですよー
世界史で学べ!地政学
紛争の歴史から地政学を学べる本。国ごとの地理的な特徴や要因、それに伴って起こった歴史的な出来事がわかります
会計の世界史
商売×歴史。簿記×歴史。こういった視点からの本はビジネスなどにも役に立ちそう
貨幣の「新」世界史-ハンムラビ法典からビットコインまで
お金は人間にとって欠かせないもの。毎日使うもの。お金はこんなにも身近なのに、お金の歴史、あまり知らないのでは?
砂糖の世界史
食×歴史。人類に欠かせない砂糖の変遷とは
まとめ
世界史というのはいろいろな視点から見ることができます。1つの時系列の中に幾重もの物語があります。まずは興味のあるものから、少しづつ広げていくと、いろいろな視点から、未来も見えるかもしれないですね。
以上です~