野球界の引退報道が多い季節になりましたね。わたしも引退発表で世間をざわつかせたいものです。
どうも、そろそろ人間を引退したいノスクちゃんです。オオサンショウウオになりたい。
毎度、本編とは関係のない挨拶をしていますが、今回は今月読んだ本を紹介します。
ノスク(22)は読書の秋に果たしてどのような本を読んだのか―!
2019年9月
知らなかった!城のすべて『図説・戦う城の科学』
図説・戦う城の科学 古代山城から近世城郭まで軍事要塞たる城の構造と攻防のすべて (サイエンス・アイ新書) 萩原さちこ
城の歴史、構造、戦略、各々の特徴まで、城のすべてがここに!
わたしが思ったのは、「城を見れば城主の性格がわかる」「城を見れば時代がわかる」「城を見れば誰が頭が良かったかがわかる」のではないかと。
読んだら行きたくなる。誰かに話したくなる。もっと知りたくなる。そんな本でした。是非!
美しい表現力をあなたも『日本語のレトリック』
日本語のレトリック―文章表現の技法 (岩波ジュニア新書) 瀬戸賢一
擬人法、倒置法など誰もが知る技法から、あまり聞かない技法まで、日本語表現の技がすべてつまった一冊。
技に対する具体例やその効果をいくつも紹介していてわかりやすく、
だからあの人の文章は引き込まれるのか。だからあの本は100年経っても愛されるのか。自分が良く使う表現のここを変えたらもっと違う効果が出るんじゃないか。と様々な発見があります。
文章の構成が、文字の重なりが、見えるようになり日本語をさらに好きになりました。漱石の『こころ』がどれだけすごいかがわかる本です。
だから世界はこうなったのか『世界史で学べ!地政学』
なんで国のパワーバランスっていまこうなんだろう、なんであのとき戦争したんだろう、なんであの戦争はあっちが勝ったんだろう
そんな、事実として学んできた世界史を深堀し、なぜを解消してくれる本。
世界史は暗記?これを読んだら価値観変わりますよ。
この60分は一生使える『アイデアのつくり方』
アイデアのつくり方 ジェームス・W・ヤング
アイデアのつくり方です。そのまま。ですが、これを忘れなければ、アイデアをつくるときに困ることはなくなるでしょう。
読むのが早い人なら40分で読めます。読むのが遅い人でも1時間。ですが一生使える技術です。
是非。
なんだ、書くって、こういうことか。『読みたいことを書けばいい』
読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術 田中泰延
月間MVP本は?と聞かれたら間違いなくこの本です。なんなら年間MVP後補です。それほど面白く、そして書くことについての考え方を変えてくれた本です。
どんな本かと聞かれたら、文章術を全然教えてくれない文章術の本です。タイトル詐欺です。
すげー真面目そうな表紙だから、肩に力入れて最初のページをめくったのですが、2ページ目で力が全部抜けます。そんな本です。
そもそもダイヤモンド社さんの本は、一冊一冊丁寧に作っていてハズレがないのでほぼ買いなのですが、その中でも当たりの本。当たりof当たりの本です。なにより買うことが大切です。これは。
本当に大切なものってなんだっけ『捨て本』
捨て本 堀江貴文
読み終わったら身軽になれる本。身軽になって、新たなことへ挑戦できる本。
捨てる勇気が、本当に大切なことを教えてくれる。
素直でずるくてかわいいエッセイ『まにまに』
まにまに (角川文庫) 西加奈子
日常の日々を、独自の目線で。
見栄はったり、他人の目を気にしたり、怒ったり、泣いたり、笑ったり。
作家・西加奈子さんの、素直で正直な日常の話。