ブログを書く時間はあるのに全然投稿できないのは永遠の謎だと思ってます。誰か解明してください。
どうも、ノスクです
今回は「寺院建築の歴史②」です(↓①はこちら)
①のまとめはこんな感じ。
- 寺院とは”仏教の建物”
- 紀元前5~6世紀にインドで発祥
- 日本に仏教が来たのは6世紀半ば、朝鮮半島から
- 仏教受容をめぐる戦いを経て仏教や寺院が発展
前回は飛鳥時代まででしたので、今回は奈良時代です。
奈良時代になると、それまでなかった宗派という概念が出てきます。
この宗派が寺院に大きな影響を与えていきます。
まず宗派って?
宗派って聞いたことあるけど馴染みもないしよく知らないって方も多いのでは?
簡単に説明すると、
同じ宗教の中でも、祈りの方法や細かい思想、典拠となる聖典などの違いでグループに分かれていたりします。このグループが宗派です。
みなさんがよくニュースで耳にする、イスラム教のスンナ派・シーア派なども宗派です
仏教における宗派とは、「○○宗○○派」のように分かれていて、現在日本仏教では「十三宗五十六派」もしくはそれ以上存在しているといわれています。
この宗派が日本で生まれたのが奈良時代でした。
奈良時代に生まれた南都六宗
奈良時代初期、遣唐使が頻繁に派遣され、唐との交流が盛んになり、様々なものが輸入されました。その時に以下の6つの宗派が生まれます。
- 法相宗
- 三論宗
- 華厳宗
- 律宗
- 成実宗
- 具舎宗
この6つの宗派を総称して、南都六宗といいます。
今でこそ、宗派は一人につき一つに絞ることが多いですが、当時は宗派というよりも学派としての意味合いのほうが強く、一人が複数の宗派を学んでいたそうです。
ちなみに現在も存在している宗派は6つの内の3つで、法相宗、華厳宗、律宗が存在しています。
奈良時代の主な寺院
〇唐招提寺———来朝した鑑真が建てる。律宗
〇薬師寺———東塔は唐様式最古の建物。法相宗
〇東大寺———数少ない仏堂遺構。華厳宗
まとめ
まとめです
- 宗派誕生
- 南都六宗の発展
以上です~
参考文献↓
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↓次回、③、平安初期
寺院建築の歴史①~⑤まとめ↓