神社建築様式まとめ【日本建築史】

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歴史

真夏日が続いているのに家にエアコンがないという21世紀とは思えない生活で死にかけています。冷たい水をください、できれば愛してください。

どうも、ゆでノスクちゃんです

建築を学ぶ者にとって、日本建築史になんて時間かけたくないと思う方もいるのではないでしょうか。

特に、神社様式はややこしい。

今回は神社建築の様式の主な見分け方と特徴、それぞれの代表的な神社を紹介します

見分けポイントは入り口と屋根!

ドン!

というわけで屋根です。ちなみに、こういう本を開いて伏せたみたいな形の屋根を切妻屋根といいます。そして①と②の矢印がありますが、この方向に入るとイメージしてね。

①の方向から入るのを、妻側から入るということで妻入。②の方向から入るのを、平側から入るということで平入

そしてここに、どの面に庇がつくのかで様式を見分けられます。

各様式の特徴

庇一面の場合、正面につくので、平入と妻入で屋根の形が変わります。

大社造(たいしゃ)

切妻造の妻入、庇なし。出雲大社に代表され、その近辺の地域にしか存在せず、独自の様式といえる。

神明造(しんめい)

切妻造の平入、庇なし。伊勢神宮に代表され、全国でもこの様式の存在数は少ない。

ここまでが庇なし。年代の古い様式である。

春日造(かすが)

切妻造の妻入、正面に庇。代表は春日大社。上の二つに比べると、数は多く、また広く分布している。割合で言うと3割程度

流造(ながれ)

切妻造の平入、正面に庇。代表は賀茂別雷神社(かもわけいかづち)神社建築の中で最も数が多い様式。

その他

簡単な見分けはこんな感じ。

その他の様式としては、

・日吉造(ひえ)
日吉大社に代表される。正面と側面の計3面に庇を回した様式
・権現造(ごんげん)
本殿と拝殿を石の間で繋いだ様式。大崎八幡宮に代表される。
・住吉造(すみよし)
切妻造。庇なし。神明造や大社造と並んで最古の様式。住吉大社に代表。
・両流造(りょうながれ)
厳島神社摂社客人神社に代表。流造の庇が後方にもつけられた様式。とても珍しい。

以上でーす。

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