「では、サークル・部活動の経験について教えてください」
部活やサークルで何をしていたかは、就活生が面接でよく聞かれる質問です。
ですが、「どのように経験を話せばいいのかわからない」「サークルや部活に所属していなかった場合はどうすればいいの?」という学生は多いようです。
そこで今回は、「面接において、サークル・部活動経験を伝える方法」を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
面接官が「サークル・部活動経験」を聞く理由
まずは、なぜ面接官が面接で「サークル・部活動経験」を聞くのかを紹介していきます。
面接官の質問には、しっかりと意図があります。質問の意図を把握することが、相手が望む答えを出す一歩目になります。
あなたの興味関心、あなたの人柄を知りたい
面接官が面接で「サークル・部活動経験」を聞く理由の1つ目は、あなたの興味関心、あなたの人柄を知りたいからです。
人柄というのは、就活において重要なポイントです。
就職活動は、学生と企業のマッチングですので、お見合いと同様、人柄や興味関心は大切な項目なのです。
人柄に関しては、企業と合わない場合はしょうがないですが、しっかりと自分の人柄を相手に伝えることを意識しましょう。
グループ内でどのような役割を担っていたのか知りたい
面接官が面接で「サークル・部活動経験」を聞く理由の2つ目は、グループ内でどのような役割を担っていたのか知りたいからです。
面接官は、サークルや部活動の役割を聞くことで、あなたにはリーダーシップがあるのか、協調性があるのか、といった性格を知ることができます。
企業も一種のグループですので、内定後にどのような役割を担ってくれるのか知りたいという意図があります。
部活やサークル活動から何を学べたのか知りたい
面接官が面接で「サークル・部活動経験」を聞く理由の3つ目は、部活やサークル活動から何かを学べたのか知りたいからです。
サークルや部活動において、何を目的としていたのか、何を学べたのかを知りたいというのがあります。
どんな活動から何を感じ取れる人なのか、目的意識を持っているのかを見ています。
サークルや部活に入っていなかった人は、何をしていたのか知りたい
面接官が面接で「サークル・部活動経験」を聞く理由の4つ目は、サークルや部活に入っていなかった人は、何をしていたのか知りたいからです。
学生時代、サークルや部活以外に、何に力を注いでいたのか知りたいというのがあります。
「サークル・部活動経験」を探すには「自己分析」
「サークル・部活動経験」を知るには、まず、自分のことを振り返り、自分のことを知らなければなりません。
「自分が何サークルや部活で何をしてきたのか」「そのとき、どんな考えで何を行動したか」という細かい心情や行動を知る必要があります。
「自分のことは自分が一番よくわかってるはず!」と思うかもしれませんが、実は、人間は自分のことを自分ではわからない生き物なのです。
「サークル・部活経験」をまとめるには、自己分析が必須です。もっと言うと、就活には自己分析が必須です。
自己分析がまだ終わっていない人は、まずは自己分析から始めましょう!
「サークル・部活動経験」を伝えるときのポイント
ここからは、「サークル・部活動経験」を伝えるときのポイントを紹介します。
入った動機を伝える
サークルや部活に入った動機を話すことで、話に信憑性を持たせることができます。
しっかりと動機を伝えることで、あなたの内面を表現することができますし、サークルや部活に対する姿勢を見せることもできます。
独自のエピソードでオリジナリティを出す
ただ「サークル・部活動経験」を伝えるだけでは、面接官の印象には残りませんし、根拠がなく、説得力がありません。
独自のエピソードでオリジナリティを入れることで、印象付けと説得力を増すことができます。
「サークル・部活動経験」が企業でどう生きるかを伝える
「サークル・部活動経験」を話すことから、”企業に生かせること”を伝えることができます。
これ以外にも、アピールできることは、恐らくたくさんあります。
これらをアピールし、企業でどう生かせるかを明確にしていきましょう。
「サークル・部活動経験」を伝えるときの2つの注意点
ここからは、「サークル・部活動経験」を伝えるときの注意点を紹介していきます。
役職にフォーカスしすぎない
面接官が「サークル・部活経験」を知りたいのは、”あなたが組織内でどれだけ偉かったか”ではありません。
この記事を読んでいる人の中には、サークル長や部長などを経験した人がいるかと思いますが、役職に固執しすぎてはいけません。
「あなたが何者か?」よりも「あなたがその位置で何をしてきたか?」の方が何倍も大切なのです。
ウソは絶対にNG
「サークル・部活動経験」において、ウソは絶対にNGです。
サークルでの実績や、役職などを偽る就活生が毎年後を絶ちませんが、先ほども言ったように「あなたが何者だったか?」よりも「あなたが何をしてきたのか?」の方が重要です。
面接は「自慢する場所」ではないので、ありのままを正直に話しましょう。
サークルや部活をしていないのは不利になる?
さて、ここまで説明してきましたが、「サークルや部活動に参加していなかった人はどうすればいいの?」と困っている方もいるのではないでしょうか。
「サークルや部活動をしていないと就活に不利になる」という考えを、筆者が就活していたときもよく聞きました。
安心してください。実際はそんなことありません。
先ほども書きましたが、大切なのは「あなたが何者か」よりも「あなたが何をしてきたのか」です。
実は、筆者もサークルや部活動には所属していませんでした。
それでも、他の学生がサークルや部活に費やしていた時間、何に没頭していたのか(ちなみに筆者は読書です。)、なぜサークルに入らなかったかをキッチリと伝えることができれば、不利になることなどありません。
というより、サークルに入っていない程度で落とすような企業は、サークルに入っていないあなたにはおそらく向かないので、落とされた方がマシですよ。
面接で話す「サークル・部活動経験」の3つの構成
「サークル・部活動経験」を伝える上での、3つの構成を紹介していきます。
まずは結論から
就活の面接においては、どんな質問でも当てはまる構成です。
結論を先に述べ、簡潔に相手に伝えることは、面接の基本と言えるでしょう。
エピソード
続いて具体的なエピソードを話しましょう。
独自のエピソードでオリジナリティを出すことで、説得力が出ます。
面接官の記憶に残るような、オリジナリティがあるとかなり高評価ですよ。
企業でどう生かせるか
最後に、就職後にどのように活躍することができるかPRすることが大切です。
「サークル・部活動経験」まとめ
ぜひこの記事を参考に、完璧な「サークル・部活動経験」を完成させましょう。