「最近、関心のあるニュースを教えてください」
これは、就活生が面接でよく聞かれる質問です。
ですが、「どんなニュースを言えばいいのかわからない」と悩む学生が非常に多いのが現状です。
そこで今回は、「面接において、関心のあるニュースを伝える方法」を紹介しています。これを読めば、あなたも完璧な回答ができるようになります。ぜひ参考にしてくださいね。
面接官が「関心のあるニュース」を聞く理由
まずは、なぜ面接官が面接で「関心のあるニュース」を聞くのかを紹介していきます。
面接官の質問には、必ず意図があります。質問の意図を把握することで、相手が望む答えを出すことができます。
経済や社会問題に関心があるかを知りたい
面接官が面接で「関心のあるニュース」を聞く理由の1つ目は、経済や社会問題に関心があるかを知りたいからです。
就職活動は、学生と企業のマッチングですので、お見合いと同様、人柄は大切な項目なのです。
人柄に関しては、企業と合う合わないがあるので、正解は企業によって違いますが、しっかりと自分の人柄を相手に伝えることを意識しましょう。
ニュースに対して、自分の価値観を持っているかを知りたい
面接官が面接で「関心のあるニュース」を聞く理由の2つ目は、ニュースに対して、自分の価値観を持っているかを知りたいからです。
社会人になると、様々なニュースに触れる機会が多くなります。
ニュースに対して、情報を把握し、自分の意見を持っているかを見ているのです。
業界への関心を知りたい
面接官が面接で「関心のあるニュース」を聞く理由の3つ目は、業界への関心を知りたいからです。
志望企業に興味があるのであれば、志望業界に関するニュースをチェックしているはずですよね。
この質問を通して「この学生は、業界のニュースにアンテナを張っているか?」「本当にしっかり会社を志望しているか」を測っています。
「関心のあるニュース」はどんなものがいいの?
ここでは、関心のあるニュースを選ぶポイントを紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
基本的には何でもいい
基本的にはどんなニュースでも問題ありません。世の中をにぎわせている大きなニュースから、あまり知られていない小さなニュースまで、関心を持ったニュースを取り上げましょう。
というのも、面接官は「ニュースに対してどのような視点を持っているか」を見ているので、取り上げるニュースはさほど評価に関係しません。
業界が絡んでいるニュースでなくても構いませんし、新聞の隅に小さく載ってるニュースでも構いません。
業界のニュースを選ぶ際はよく勉強しよう
業界のニュースを取り上げる際に注意したいのが、企業側はその業界に精通しているため、中途半端な知識では見透かされるということです。
企業の顔色を見て業界のニュースを取り上げるくらいなら、自分の詳しい分野や興味のある分野を選ぶと良いでしょう。
逆に、しっかりと勉強した上で業界のニュースを取り上げると、一目置かれるというメリットもあります。
どちらにせよ、業界のニュースを取り上げる際には、中途半端にしないことが大切です。
思想・信条に関するニュースは避ける
宗教関係や政治関係について、個人の見解だけでニュースについて、偏った意見を述べてしまうことはNGです。
すぐに個人の主観で正否を判断したり、人の意見を聞かなかったりすると、面接で落とされますので、これだけは気を付けるようにしましょう。
「関心のあるニュース」を伝えるときのポイント
ここからは、「関心のあるニュース」を伝えるときのポイントを紹介します。
重要なのは「どのニュースか」よりも「なぜ気になったか」
就活生が「関心のあるニュース」を伝えるときにありがちなのが、「どんなニュースか」に重きを置いてしまうことです。
たしかに、「あまり報道されていないけど重要なニュース」を取りあげれば、「こいつやるな」と思われるかもしれません。
ですが、この質問で重要なのは「なぜそのニュースを気になったか」です。
ニュースを選ぶことに時間をかけるよりかは、「なぜ?」に時間をかけましょう。
独自のエピソードとつなげることで、説得力が上がる
ただ「関心のあるニュース」を伝えるだけでは、面接官の印象には残りませんし、根拠も説得力もありません。
例えば、「私は、貧困問題に興味があります。なぜなら、可哀そうだと感じるからです。」と「私は、貧困問題に興味があります。なぜなら、ボランティアである国に行った際に、現状を目の当たりにして、……」では、どちらが説得力があるでしょうか。
この2つの違いは、「経験に基づいているか」です。
独自のエピソードを加えることで、説得力を上げることができます。
「関心のあるニュース」を探すには「自己分析」
「そのニュースになぜ関心が湧くのか」を知るには、自己分析が必須です。
「自分がどういうことに興味がわくのか」「興味がわくのはなぜか」を知る必要があります。
「自分のことは自分が一番よくわかってるはず!」と思うかもしれませんが、実は、人間は自分のことを自分ではわからない生き物なのです。
「自分のことを知る」には、自己分析が必須です。もっと言うと、就活には自己分析が必須です。
自己分析がまだ終わっていない人は、まずは自己分析から始めましょう!
「関心のあるニュース」を伝えるときの2つの注意点
ここからは、「関心のあるニュース」を伝えるときの注意点を紹介していきます。
ニュースにフォーカスしすぎない
先ほども言ったように、この質問は「なぜ好きなのか」が大切になります。
ですので、ニュース自体に時間をかけすぎてはいけません。
「なぜ興味があるか」に力を入れましょう。
エピソードにウソは絶対にNG
面接において、ウソはNGです。
バレるバレない以前の問題で、社会人になるのですから、ウソはつかないようにしましょう。
ウソをついて入った企業では、「価値観が合わない」など、後々あなたに不利になることもありますよ。
面接で話す「関心のあるニュース」の3つの構成
「関心のあるニュース」を伝える上での、3つの構成を紹介していきます。
まずは結論から
就活の面接においては、どんな質問でも当てはまる構成です。
結論を先に述べ、簡潔に相手に伝えることは、面接の基本と言えるでしょう。
この質問であれば、「私の関心のあるニュースは○○です」が結論になるので、これを始めに持ってきましょう。
エピソード
続いて具体的なエピソードを話しましょう。
「なぜ興味がわくか」に、独自のエピソードでオリジナリティを出すことで、説得力が出ます。
面接官の記憶に残るような、オリジナリティがあるとかなり高評価ですよ。
企業でどう生かせるか
最後に、就職後にどのように活躍することができるかPRすることができると完璧です。
「自分は○○というニュースに関心があります。理由は△△△△△△△です。ですので、わたしには◇◇に積極的に取り組むため、採用後は□□□のような場面で活躍できます。」
のように締めると、自己PRまでできてパーフェクトです。
「関心のあるニュース」まとめ
ぜひこの記事を参考に、完璧な「関心のあるニュース」を完成させましょう。