「では、あなたのこれまでの挫折・失敗経験について教えてください」
これは、就活生が面接でよく聞かれる質問です。
ですが、「正直、挫折というほどの経験はしたことがない」「失敗した経験はあるけどどう伝えればいいのかわからない」という学生は多いようです。
そこで今回は、「これまでの挫折・失敗経験を伝える方法」を紹介していきます。
これを見るだけで完璧な回答を作ることができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
面接官が「挫折・失敗経験」を聞く理由
まずは、なぜ面接官が面接で「挫折・失敗経験」を聞くのかを紹介していきます。
逆境にどう立ち向かうのか知りたい
面接官が面接で「挫折・失敗経験」を聞く理由の1つ目は、逆境にどう立ち向かうのか知りたいからです。
社会人になると、挫折するような場面がたくさんあります。そんな逆境にどう立ち向かうのかを知りたいのです。
失敗した経験から何を学んだのか知りたい
面接官が面接で「挫折・失敗経験」を聞く理由の2つ目は、失敗した経験から何を学んだのか知りたいからです。
”人生は一生勉強”、”失敗は成功の基”と言うように、失敗した経験から学びを得ることは大切です。
失敗した経験から学びを得られる人なのか？
そして、得られた経験は企業で発揮できそうなのかを、面接官は知りたいのです。
考え方を知りたい
面接官が面接で「挫折・失敗経験」を聞く理由の3つ目は、あなたの思考を知りたいからです。
あなたが人生で通ってきた挫折や失敗は、あなたの生き方、あなたの思考そのものとも言えます。
就活とは企業と学生のマッチングです。あなたの思考が企業に合っているのか確かめたいというのがあります。
「挫折・失敗経験」を探すには「自己分析」
「挫折・失敗経験」を知るには、自分のことを知らなければなりません。
「自分が何に挫折してきたのか」「そのとき、どんな考えで何をこうどうしたか」というのを知る必要があります。
「自分のことは自分が一番よくわかってるはず！」と思うかもしれませんが、実は、人間は自分のことを自分ではわからない生き物なのです。
「挫折経験」を探すには、自己分析が必須です。もっと言うと、就活には自己分析が必須です。
自己分析がまだ終わっていない人は、まずは自己分析から始めましょう！
「挫折・失敗経験」を選ぶときのポイント
「挫折・失敗経験」がなかなか見つからないという学生も多いのではないでしょうか？
ここでは、「挫折・失敗経験」を選ぶポイントを紹介していきます。
ポジティブなものにしよう
「挫折・失敗経験は？」という質問に対して、ただただ挫折したことを紹介するだけでは不合格です。
「挫折・失敗経験」だけでなく、「乗り越えるための努力」「乗り越えたまでの経緯」を話しましょう。
立ち直ったプロセスを話すことでポジティブなものになりますし、面接官に好印象を与えることができます。
「何に挫折したか」よりも「どうしたか」が大切
面接官が見たいのは、「何に挫折したのか」ではなく、挫折や失敗に対して”どのように立ち向かい”、”どう対処したか”です。
「挫折・失敗経験」よりも、「それをどうしたか」に時間を割きましょう。
「挫折・失敗経験」を伝えるときのポイント
ここからは、「挫折・失敗経験」を伝えるときのポイントを紹介します。
「挫折・失敗経験」が企業でどう生きるかを伝える
挫折・失敗した経験を話すことから、”企業に生かせること”をたくさん伝えることができます。
これ以外にも、アピールできることは、恐らくたくさんあります。
これらをアピールし、企業でどう生かせるかを明確にしていきましょう。
独自のエピソードでオリジナリティを出す
ただ「挫折・失敗経験」を伝えるだけでは、面接官の印象には残りませんし、根拠がなく、説得力がありません。
独自のエピソードでオリジナリティを入れることで、印象付けと説得力を増すことができます。
「挫折・失敗経験」を伝えるときの2つの注意点
ここからは、「挫折・失敗経験」を伝えるときの注意点を紹介していきます。
「挫折・失敗したこと」は何個も出さない
「これまで挫折・失敗したこと」をいくつも伝えてはいけません。
聞く側も疲れてしまいますし、いくつも伝えてしまうと、面接官に良い印象が残りません。
たくさん伝えたい気持ちもわかりますが、1個に絞りましょう。
「これまで挫折・失敗を経験したことはありません」はNG
「これまで挫折・失敗を経験したことはありません」という回答はNGです。
なにがなんでも絞り出しましょう！自己分析すれば出てくるはずです！！
面接で話す「挫折・失敗経験」の3つの構成
「挫折・失敗経験」を伝える上での、3つの構成を紹介していきます。
まずは結論から
就活の面接においては、どんな質問でも当てはまる構成です。
結論を先に述べ、簡潔に相手に伝えることは、面接の基本と言えるでしょう。
エピソード
続いて具体的なエピソードを話しましょう。
独自のエピソードでオリジナリティを出すことで、説得力が出ます。
面接官の記憶に残るような、オリジナリティがあるとかなり高評価ですよ。
企業でどう生かせるか
最後に、就職後にどのように活躍することができるかPRすることが大切です。
「挫折・失敗経験」まとめ
この記事のまとめ
- 企業が「挫折・失敗経験」を聞くのは、挫折に対する姿勢を知りたい
- 自分の「挫折・失敗経験」を見つけるには「自己分析」
- 「挫折・失敗経験」は結果よりも過程が大切
- 企業で役に立つ「挫折・失敗経験」をアピールしよう
- 結論→エピソード→企業でどう生かせるか の順で話そう
ぜひこの記事を参考に、完璧な「挫折・失敗経験」を完成させましょう。
