前田裕二著「人生の勝算」のあらすじや見どころを紹介

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読書

いま、もっとも注目の若手起業家・前田祐二さんの最初の書籍「人生の勝算」。

その内容やポイント、オススメの理由や感想を紹介していきます。

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なぜ「人生の勝算」を読んだか?

起業について勉強していた時期に、いま最も注目の若き起業家、前田祐二さんってどんな人だろう?

そう思い、本屋で「人生の勝算」を手に取ったのが始まりでした。

 

「人生の勝算」著者・前田祐二さんとは

1987年生まれ。SHOWROOM株式会社・代表取締役社長。早稲田大学政治経済学部卒業後、外資系投資銀行UBSに入行。実績を上げ2011年にはニューヨークで働く。

その後、起業を検討し2013年DeNAに入社。その年に仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げ、2015年にSHOWROOM株式会社を設立。

「人生の勝算」の次の書籍、「メモの魔力」は大ヒットしており、2019年12月11日現在で44万部という異次元の数字を叩き出しています。

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「人生の勝算」あらすじ

「人生の勝算」は、1章〜6章からなります。

1章 人は絆にお金を払う

1章では、前田さんの幼少期の頃の話を元に、いまのSHOWROOMにつながるカギとなる「コミュニティ」についての話です。

8歳で両親を失った前田さんは、お兄さんと生きていくことになります。そこでお金の不自由にコンプレックスを抱き、12歳のときにギターの弾き語りを始めます。

初月は500円程の稼ぎでしたが、仮説→行動→結果を出すという試行錯誤を繰り返し、半年後には月10万を稼いでいました。その際のカギとなったのが、「コミュニティ」でした。

これが経営者としての第一歩でした。

2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテイメントの形

出典;「人生の勝算」

2章では、1章で話した「コミュニティ」を、具体的にどのようにSHOWROOMでは取り入れているのか?という話です。

SHOWROOMは上の図のような、「身近×ファンが多い」というポジションを取っています。

具体的にどのような工夫がなされているのか?なぜ、ファンはSHOWROOMに熱狂するのか?

その秘密が書かれているのが2章です。

3章 外資系投資銀行でも、求められたのは「思いやり」

3章では、前田さんのサラリーマン時代に得た、成功するためのヒントがたくさん書かれています。

あの秋元康さんにも「天才」と言われる前田さんが、唯一、勝てないと思った「宇田川さん」という上司との話や、

毎朝の5時に出社していた頃の話です。優秀でありながら圧倒的な量をこなす姿はすごくかっこいい!

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4章 ニューヨーク奮闘記

UBSで実績を上げた前田さんはアメリカで働くことになります。

世界経済の最前線で、スケールの大きな仕事をしまくり、チーム全員の売り上げを1人で叩き出した前田さん。

しかし、そんな最中、親戚の兄の訃報が飛び込みます。

近しい人の死に直面し、「人生はいつ終わるかわからない」ことを痛感。「自分は代替不可能な価値を残せているか?」と自問し、起業を決意します。

5章 SHOWROOM起業

5章では、起業を志してからSHOWROOMができるまでです。

12歳から路上で弾き語りをし、大学ではバンド活動をしていた前田さんですが、音楽業界で「食べていけない」と感じたそうです。「頑張れば報われる場所」ではないと。

だからこそ、「頑張れば報われる仕組み」を作りたい、「夢を持って努力する人が大好きだから」と、何日も泊まり込みでSHOWROOMを作りました。

最初はうまく動かないし収益も出ないしで、“真っ暗闇を走っているよう”でしたが、ブレない価値観とモチベーションで、なんとか秋元康さんと仕事をするまでに。

6章 SHOWROOMの未来

6章では、SHOWROOMの未来の話です。

前田さんはSNSの次を見据えています。それはライブストリーミング。

5Gや、スマホの次のデバイスによる仮想現実まで見据えているのが前田さんであり、SHOWROOMです。

Googleを超える。世界一になる。努力した人が公正に夢を叶えられる社会作りをする。そういったビジョンを明確にしています。

 

その内容を読んで、どのように変わったのか?

「人生の勝算」というタイトル通り、「あー、そりゃあこれだけのことをやっていれば勝算あるよね」と。

でも、前田さんがやっていることって、著書の中にあった通り、特別なことなんて1つもやっていなくて。

「当たり前のことをできるやつ、やるやつが勝つ」

ということだけでした。

当たり前を大切にしよう。

前田祐二さんは、情熱の人だと思いました。

「努力が公正に報われる社会」を目指す人だけあって、「努力」ということに関してはこの人以上の人はいないと思う。

努力する場所、方向を見極めて、そこに全エネルギーを費やす。「正しくて、膨大な努力」ができる人だからこそ、熱狂できる仕組みや、夢を叶える場所を提供できるのですね。

 

なぜ大学生に読んで欲しい本なのか?

大事なのは先天的な才能じゃない。後天的な努力や熱量があれば報われる

そのお手本となる人物が前田祐二さんです。

前田さんは、「努力する方向を見極めて、そこに全エネルギーを注ぐ」と言っています。

しかし、人生のうちで、目標や熱量を捧げられるものをゆっくり見極められる時期は学生の時くらいです。

現代の大学生は人生のモラトリアムだという人もいます。

しかし、学生のうちだからこそ、いろいろなことを試し、見極め、失敗しながら試行錯誤していくことができる。

だから、大学生のうちに、人生の勝算を見極めることが大切だと思っています。

そんな人生の勝算を見極めるヒントが、「人生の勝算」には詰まっています。

「人生の勝算」感想

「人生の勝算」を読んで、こんなに読者を勝たせようとするビジネス書は初めてだと思いました。

前田祐二さんは、本気で他人の成功を願える人。

本気で世界を変えようとしている人でした。

この人に、勝ちたい。

この天才が、誰よりも素直で、優しくて、まっすぐ努力してるんだ。

凡才のぼくが、ひねくれて、自分勝手で、サボっていては勝てるわけがない。

圧倒的な熱量と、圧倒的な努力量に、少しでも近づかなければならない。

そう思いました。

そのために今できることは、「人を好きになること」「努力の方向と量を重視すること

頑張ることの大切さを学べた1冊でした。

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