「自分らしさってなんだろう」
ぼくは”自分らしさ”に自信がありません。
ぼくのアイデアは、すでに誰かが考えている
こんなことをよく思います。
そんなぼくに、「それ、思い込みだよ?」と言ってくる本がありました。
今回は、若き天才心理学者のアダム・グラントが書いたオリジナルな本を紹介します。
アダム・グラントってどんな人?
アダム・グラントは1981年生まれの組織心理学者です。
ペンシルベニア大学ウォートン校に史上最年少の28歳で准教授になった人で、『フォーチュン』誌の「世界でもっとも優秀な40歳以下の教授40人」、「世界でもっとも重要なビジネス思想家50人」などに選ばれています。
デビュー作の『GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代』は世界中でベストセラーになりました。ぼくも読みましたが、まあ面白い!ためになる!
ORIGINALSはどんな本?
「オリジナルな人になるためには?」について、研究や論文、偉人や成功者の行動から明らかになった技術やテクニックが書かれています。
著者が心理学者ということもあり、成功するための心理の状態や他人のマインドを変える技術などが積みこまれていて
「え、そうだったのか!」という常識を変えるようなものから、
「そういうことだったのか!」という分析、
「言われてみればそうだよなぁ」という当たり前のことへの気づき。
と、共感や気づきを与えてくれる内容です。
ノスクが「大事だなー」と思ったところ(ネタバレ?)
「人と違うことをするには大きなリスクを取らなきゃ!」
これよく聞きませんか?
本著はこれにNOと言っています。
ある分野において安心感があると、
別の分野でオリジナリティを発揮する自由が生まれる
よくよく考えてみればそうなのですが。リスクはただ取ればいいものではない、分散しろと。リスクヘッジですね
では、他に、
「あれこれ考えてしまって行動できない」
これもよくありませんか?
こんなときに使えるのが、『妥当性の論理』です
「私のような人は、こういう状況でどうするべきか」と考えることで、
リスクから自由になれる。
あれこれ考えてしまう人は、「どう行動すれば最高の結果が得られるだろうか」つまり『結果の論理』で考えてしまっています。
そうするとどうしても余計なリスクがチラついて行動できない。
そんなときに『妥当性の論理』で考えることで、感覚的にするべきことをすることができます。
これが一番この本の中で勉強になりました。ぼくも、あれこれ考えて行動できないタイプなので笑
(ちなみにこのタイプは長男長女に多いそうです。そうです、ぼく長男です)
感想
「好きなことで生きていく」という言葉はよく言われますが、「オリジナルになる」とはそれにすごく近いのかなと思います。
ですが、勘違いしてはいけないのが、決して楽な道ではないということ。
ただ、楽ではないが、幸せであること。それが「オリジナルになる」ということ
いろんなタイプの人に刺さる本だと思いました。
そして、いろんな使い方がある本だとも思いました。
それはつまり、誰でも他と違う「オリジナル」になれるということ。
以上でーす