「では、自己PRをしてください」
就活生が面接で必ず聞かれる質問です。
自己PRは、いわばプレゼンテーションです。自分をどれだけ売り込めるか、PRが成功するかで、採用不採用が決まると言っても過言ではありません。
今回は、「完璧な自己PRを作る方法」を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
面接やエントリーシートで聞かれる「自己PR」とは
面接やESでよく聞かれる「自己PR」ですが、答え方に悩む就活生は多いようです。
自己PRとは、自分の強み・長所を伝えることで、企業側に、自分を採用するメリットを伝えることです。
企業側が自己PRを求める理由
自己PRが何かわかったところで、企業側が自己PRを求める理由を紹介します。
相手が求めていることを知ることで、自己PRの完成度を高めることができます。
人となりを知りたい
企業側が自己PRを求めている理由の1つめは、「人となりを知りたい」ということです。
面接ではまず、”あなたがどのような考えをもった人なのか”を理解してもらうことが大切です。それは、面接官側も同様で、まずは「あなたの人となりを知りたい」のです。
初対面である面接官に対して「私はこんな人間です」と伝えることで興味をもってもらい「もっとその人のことを知りたい、一緒に働きたい」と感じてもらうことが自己PRでは大切です。
会社にどのように貢献してくれるか知りたい
企業側が自己PRを求めている理由の2つめは、「会社にどのように貢献してくれるか知りたい」ということです。
企業側は、あなたの強みや長所が会社に貢献してくれそうか知りたいのです。
自分はどのように企業に貢献できるのかアピールできるようにしましょう。
説明能力があるか知りたい
企業側が自己PRを求めている理由の3つめは、「説明能力があるか知りたい」ということです。
自己PRというのは、いうなれば「自分をプレゼンすること」です。
説明能力、プレゼンテーション能力が求められます。社会人に必要な能力があるかを知りたいというのがあります。
自己分析ができているか、自分を俯瞰で見ることができるか 知りたい
企業側が自己PRを求めている理由の4つめは、「自己分析ができているか知りたい」ということです。
自己PRの精度は、自己分析の精度次第で決まると言っても過言ではありません。
自己分析に時間をかけているか、自分を俯瞰で見ることができているか、が重要になります。
自己PRには「自己分析」が必要不可欠
自己PRするには、自分のことを知らなければなりません。
「そんなの、自分のことなんだから自分が一番よくわかってるよ!」と思うかもしれませんが、実は、人間は自分のことが自分ではわからない生き物です。
実際、いま「あなたの強みは何ですか?」と聞かれたら答えられますか?
答えられる人は少ないのではないでしょうか?
自己PRには、自己分析が必須です。
もっと言うと、就活には自己分析が必須です。
自己分析がまだ終わっていない人は、まずは自己分析から始めましょう!
面接やESの自己PRで使える「長所・強みの選び方」
では、ここからは長所や強みの選び方について紹介します。長所や強みはテキトーに選べばいいわけではありません。
企業側が「この人ならうちの会社で活躍できるな」と思えるように、企業目線で強みを選ぶように意識しましょう。
「その企業が求める人物像」から逆算して、アピールする強みや長所を選ぶことが重要です。
その企業の求めている能力を調べ、逆算して自己PRをしましょう。
自己PRの説得力を増すには?
ここからは、具体的にどのように自己PRを作っていけばいいのか紹介していきます。参考にしてみてください。
独自のエピソードでオリジナリティを強めよう
「強み」や「長所」を言うだけでは、面接官の記憶にも残りませんし、オリジナリティがありません。
また、説得力もなく、「その強みに裏付けは?本当に強みなの?」と不信感が生まれます。
強みや長所についての、過去にあったエピソードでオリジナリティを出しましょう。
入社後の活躍を約束しよう
強みや長所を言うだけでは、PRになりません。
相手の企業にどのように貢献できるのかをプレゼンしてこそ、自己PRです。
”入社後の活躍”を約束し、企業側に「活躍してくれそう、採用したい」と思わせましょう。
面接にて自己PRを伝える3構成
ここからは具体的な構成を紹介します。面接官に伝わるように構成しましょう。
1.結論から述べる
就活の面接においては、どんな質問でも当てはまる構成です。
結論を先に述べ、簡潔に相手に伝えることは、面接の基本と言えるでしょう。
2.具体的なエピソードを話す
続いて具体的なエピソードを話しましょう。
強みや長所を述べた後は、独自のエピソードでオリジナリティを出しましょう。
面接官の記憶に残るような、オリジナリティがあるとかなり高評価ですよ。
3.内定後、どのように生かせるか伝える
最後に、就職後にどのように活躍することができるかPRすることが大切です。
企業が求めている人材像を元に、自分の強みをアピールしましょう。
自己PRをする上での注意点
自己PRをする上での注意点は押さえておきましょう。
強みは絞る(何個も言わない)
強みの数は絞りましょう。何個も言いたい気持ちはわかりますが、相手に伝えるには1~2個が良いでしょう。
何個も何個も言うと面接官側も覚えられませんし、軸がぶれている人と思われてしまいます。
話に一貫性を持たせる
就活では、軸が大切です。上のような、「強みを何個も言う」などの軸がぶれたものには注意です。
自己PRに一貫性があるようにしましょう。
ESで書いた内容と合わせる
これも一貫性と似ていますが、ESで書いた内容と同じ内容の自己PRをしましょう。
ESで書いた自己PRと違う内容を話してしまうミスは非常にもったいないです。避けるように気をつけましょう。
面接での「自己PR」 まとめ
ぜひこの記事を参考にして、完璧な自己PRを完成させてください。