何度もESが通らないと、不安になりますよね
「改善しなきゃ」と思っていても、何をどうすればいいかわからないものです。
そこで今回は、昨年大手企業から内定をもらった筆者が、エントリーシート(ES)が通らない原因と対策を紹介します。
この記事を参考にすれば、今までがウソのように、エントリーシートが通るようになりますよ!
エントリーシート(ES)が通らないのはよくあること?
現代の就活生は平均30社受けて、内定をもらえるのは2社だそうです。
受かる確率は1/15。10%以下です。
ESが1つや2つ受からないのは普通です。
いちいちくよくよしないで次を考えましょう。
採用担当者はエントリーシートをどのように見ているのか?
企業によっては、一度に何百、何千枚ものエントリーシートを見ることになります。とても大変そうですよね。
そんな中であなたのESが目に止まらなければなりません。
目に留まらないESはパッパッパっと流し見されていると思った方がいいでしょう。細部まで見られていません。
なので、まずは「目に留まること」
そして、「読みやすいこと」
これでようやく土俵に立てます。
具体的には、
- 字を綺麗に書く
- 空白や余白を少なくする
- 適度に句読点や改行がある
- ありきたりではない単語や文章を含ませる
など、内容以前に見直すところがたくさんあります。
そこから、志望動機や自己PRなどの内容を詰めていきましょう。
エントリーシート(ES)が通らない理由
そもそも目に留まっていない
先ほども書いたように、目に留まっていないということもあります。
一生懸命書いた1枚も、採用担当者からすれば「たくさんある中の1枚」です。
目に留まっていなかったり、印象に残っていなかったりでは、エントリーシートも通るはずがありません。
読みづらい
何度も言うようですが、企業の就職担当から見ればあなたのESは「たくさんある中の1枚」です。
ふつうに読むのも大変なのに、読みづらいものがあれば、それは落ちる可能性が高いです。
まずは内容よりも、就職担当者が読んでくれるESになっているか、考えてみてください。
ちゃんと埋めてない
埋めてください。
回答欄が埋まっていなかったり、空白の部分が目立つと、それだけで印象が悪くなってしまいます。
内容すら読んでくれませんので、まずは埋めましょう。
説明不足
ESは体験談を踏まえて書くことが多いですが、説明不足でうまく伝わっていないESは多いようです。
例えば、「私は我慢強いです。なぜなら野球部だったからです。」だとかなり説明不足ですよね。
置かれている立場や環境をまず説明し、その中でどういった考えで何を努力してきたのか、そこから得られた成果は何だったのか、と順を追って説明しましょう。
就職担当者は基本的にあなたのことを知りません。
志望動機があいまい
ESが通らない人に多いのは、「どこにでも通用する志望動機を書いている」ということです。
それでは、「なぜ御社に入りたいのか?」が伝わり切りません。
結果、ESで落とされてしまいます。
他社との比較や、企業の強みなどを把握し、一社一社オリジナルの志望動機を作成しましょう。
自己アピールが中途半端
こちらも、ESが通らない人にありがちなミスです。
なぜ中途半端になってしまうかというと、自分に自信がないからです。
例えば、「リーダーシップがある」という長所をPRするとき、「ウソはついちゃいけない」と思い、「ほとんどのメンバーをまとめあげ、チームがよりまとまったように感じました」と、「ほとんど」や「より」や「思った」「感じた」などの曖昧な言葉を使ってしまいます。
これでは、就職担当者に、「弱気だな」「インパクトに欠けるな」と判断されてしまいます。
聞かれたことに答えられていない
これも、ESが通らない人あるあるです。大学生だろ!しっかりしろ!と思いますが、意外にも多いので気をつけてください!
例えば、「あなたの長所は何ですか?」と聞かれているのに、「部活で全国大会に出ました」と書いてしまうなどです。
聞かれていること、書くべきことは何なのか、意識してESを完成させていきましょう。
ありきたりな内容
ありきたりな内容というのは、就職担当者は見慣れています。
「またその言い回しか」「またその単語か」「また似たようなエピソードか」と、工夫が見られないESは印象が悪くなってしまいます。
例えば、”学生時代がんばったこと”でよくあるのが、「サークルのリーダー」「ボランティア活動参加」「留学」など、たしかに立派なんだけど、「よくいるよね、そういう人。」という内容があります。
あなたのESはありきたりになっていませんか?オリジナリティが出せていますか?
エントリーシート(ES)が通らない 対策
ESが通らない理由を読んで、あなたのESが通らない理由がわかりましたでしょうか?
それでもわからないという方は、「学歴に合わない企業にエントリーしている」か「自分のESを客観的に見れていない」かだと思います。
では、エントリーシートが通らない原因がわかったところで、対策をしていきましょう。
見た目をきれいに
これは大前提です。
見た目が汚かったり、字が雑だったりすると、それだけで見る気が失せてしまいますから。
「自分、字が元々汚いんだ」という方も、丁寧に書くことを心がけてください。
それだけで、受け取る印象は全然違いますよ。
自己分析・企業研究をもっと深くする
「志望動機が曖昧」「自己PRが中途半端」は、企業研究や自己分析で解決できます。
企業研究と自己分析は、「これくらいでいいだろ」となってしまいがちですが、就活が上手くいくかいかないかは、正直この2つの違いです。
この2つを十分すれば、おのずとステキな内容のESは出来上がります。
自己分析の方法がわからない方はコチラを参考にしてみてください
具体的に書く
「ちゃんと埋めていない」「説明不足」「ありきたりな内容」の方は、できるだけ具体的に書くことを意識しましょう。
あなたが歩んできた経験や体験を具体的に書けば、文字数は埋まりますし、ありきたりな内容も防げるはずです。
あとはつじつまが合うように、わかりやすく説明しましょう。
結論から書く。主張を明確にする。
「読みにくい」「聞かれたことに答えられていない」場合は、まず結論から書くと解決します。
例えば、「学生時代に頑張ったことは?」と聞かれたら、まず結論である「アルバイトです」と書き、そこから具体的な体験談などを書いていきましょう。
そうすることで、確実に「聞かれたことに答える」ことができますし、結論から書くだけで、簡潔で読みやすい文章になります。
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エントリーシートが通らないのはあなたのせいだけではない
就職活動は、試験の点数だけで評価された受験とは違います。
就活は企業と学生のマッチングです。
能力が高ければ必ず受かるわけではありません。
一生懸命に書いたESが落ちたとしても、「ただ企業と合わなかっただけ」です。
気楽に考えましょう。
まとめ エントリーシート(ES)は自分を商品と見立てた営業である!
営業は、相手のニーズを知り、売り込みたい商品を熟知することが大切です。もちろん、そこからのコミュニケーション能力も。
エントリーシート(ES)も就職活動も同じです。
企業研究で相手のニーズを把握し、(どんな人材がほしいのか)
自己分析で商品を熟知し、(その企業にどのように貢献できるか)
情熱的かつわかりやすい売り込みができれば
企業は「あなたが欲しい」と言ってくれます。
だから自己分析と企業研究が大切なのです。
受かるためにやることがわかれば、あとはやるだけです。
この記事を参考にして、通るエントリーシート(ES)を完成させてくださいね。